正しいダイエット方法
ただこれは、一言では絶対に言えません。
なぜでしょう。
例えば、イチローのような超一流のプロ野球選手になるには?
という質問があったとき、一言でそれを説明できますか?
例えば、こんな回答だったらどうでしょう?
「野球の猛練習をする」
「バッティングを磨く」
間違ってはいないですよね?でもほしい答えではない。
ですが、イチローにこの質問をしても答えられると思いますか?
バッティングを磨く方法論はあるでしょう。でも、その方法だけやっていれば打てるのでしょうか?
打てる方法論が正しくて努力して身につけられるものだったら、誰でも打率100%ですよね。
なぜ、そうならないのでしょう。
それは、
『その時にあった最適なことをしなければならない』
からです。
例えば、ダイエットは
消費カロリー>摂取カロリー
だったら誰でも痩せます。
でも、これだけで良いはずがありません。
また私は、クライアントのタイミングによっては、
消費カロリー<摂取カロリー
を勧めることもあります。
一例をいうと、大脳新皮質が疲れているときはあえてこれをした方が、脳疲労が回復してダイエットが成功する確率が高くなるからです。
正しいダイエットを一言ではいえないですが、いくつかポイントがあります。
そして優先順位があると私は思っています。
私が考える最も高い優先順位に位置するのは
ホメオスタシス
です。
ホメオスタシスとは日本語で言うと『恒常性の維持』ということです。
人間の脳は、今の状態を維持しようとします。
今の暮らし、今の交友範囲、今の仕事ボリューム、今のストレス発散方法、今のチョコレートを食べる量、今の仕事、今の彼氏、、、、
脳は変化を嫌います。
変化すればそれに適応しなくてはならないからです。
もし適応できなくなれば生命の危機に瀕するかもしれません。
脳はそんなことを望んでいません。
だから現状を維持したいと思うのです。
体重もそうです。
今の体重をできるだけ維持したいと脳は考えています。
今の体重が理想で快適だと脳は考えています、あなたの意思とは関係なく。
ですから、もし体重が増減したら、それに戻そうと強く働きます。
例えば、1ヶ月で5kgダイエットできたとします。
すると、脳はどう考えるでしょう。
減ったから嬉しい!
とは思いません。そう思うのは、あなたの「意識」だけです。
無意識である脳は、まったく逆のことを考えます。
あ、1ヶ月で5kg減ってしまった、体に緊急事態が起きている!
すぐに戻さないと死んでしまうかもしれない!
そうだ、食欲を刺激しよう!
満腹中枢を少し、弱めよう!
そこで貴方は強烈な食欲に駆られてむさぼり食べます。
さらに満腹中秋が弱っているのでドンドン食べられます。
1ヶ月で5kg減った体はあっという間に元通りになります。
意識:あー、リバウンドしてしまった!
無意識:助かった!これで命の危険が去った。やれやれ。
こんなコントみたいなことが貴方の体で繰り広げられています。
さらに急に5kg減った貴方の体は、筋肉が減っています。
そして増えたときは、筋肉はそのまま減った状態で脂肪だけ増えています。
すると、ぶよぶよしたさらに痩せにくい体に変わってしまっています。
こんなことを繰り返していてはだめです。
そこで、正しいダイエットの原則のひとつは、
「太った時間と同じ時間かけて痩せる」
です。
なぜ、これが正しいのでしょう。
ゆっくり痩せると脳が緊急事態だと思いにくいからです。
要するに『脳をだましながらダイエットする』のが正しいダイエットです。
あなたは、自分の意識が脳の思考と同じだと思っていませんか?
それは違います、自分の意識なんて脳の一部に過ぎません。
意識のほうが負けることが多々あります。
そうですよね?
東京で今話題のダイエット教室ならバレゾナンスダイエット教室
渋谷のピアードパパの前を通ったら誰だってあの甘いシュークリームの匂いに
思わず食べたくなります。
食べれば体重が増えてしまうのは意識上ではわかりきっているのに食べてしまったことがありますよね。
それは意識が食欲という命令に負けてしまってるからです。
そう、意識の力は弱いです。
ですが、逆に言うと意識以外の力をうまくコントロールできればダイエットは成功します。